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にしすーごと。

現役女子高生が本音を綴る学級日誌。

【書評】はあちゅうさんの「真夜中にシュークリーム」とエッセイの魅力

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自分に、甘い夜。

念願の「真夜中にシュークリーム」。帯のコピーも素敵で、つい口に出してつぶやきたくなる。そう、夜に甘いものを食べる言いわけにね。

 

今も、花畑牧場のポップコーンのチーズ味をつまみながら書いている。そんな午後10時。あ、「シュークリームじゃないかい」っていうつっこみはナシで。笑

 

にしすー的ベストセレクション

ベストセレクションだなんておこがましいにもほどがあるのだけど、「好きだなぁ」とか「これわかる!!」といったところをピックアップしていこうと思う。

 

愛すべきアホ

原稿だってたまってるのに「この家に来ると用事が増える!!もう今週はここには来ない」と頭に血がのぼったけれど、実家に帰ってきて、あの何もできないお馬鹿さんのアホな笑顔が見られないのはちょっとさみしい。

引用:「さみしい」より「うざい」のほうがマシ

私にもいますよ、"愛すべきアホ"。

もちろん、彼は恋人などではなくただの男友達ですが。

 

まあね、とにかくやってることがアホ。アホすぎて笑う。日常に登場してくれるだけで、ふと笑えたりする。

元気がないときとかしんみりしちゃったときには、彼のいるほうに耳をそばだててみる。するとね、絶対おかしなことやってるんですよ。さっきまでこわばっていた顔が、気づくとゆるんでいて。

 

そういうときに「ああ、こいつは愛すべきアホだなぁ」だなんてしみじみと思うんですよね。実際、いろんな人に愛されてるし。

 

 

素敵な女性になるために細部にこだわりをもつ

「ドラッグストアでシャンプーを、仕上がりではなく安さで選ぶ。"安さ"が基準の美的感覚を持っている人が嫌いです。僕のお客さんには、そういうものを買ってほしくない。ヘアサロンで、値引きされていない"本物"を買ってほしい。そしてそれが似合う人になってほしい」

(中略)

「好きな女性のキーワード。素肌感。気品高く。さりげなく。安くない。ださくない。つくりこまない。」

引用:その仕事にはポリシーがあるか

これは、美容師・木村直人さんがご自身のセミナーをおっしゃった言葉だそうで。

 

ずっと髪のことを相談できる美容師さんと出会うのが、私の夢のひとつです。「誰でもいい」「どこでもいい」よりも、「あの人がいい」「このお店がいい」とちょっとしたこだわりをもっているほうがかっこいい

 

今、私が目指しているのは"見た感じ"が素敵な女性。

やっぱりね、なんであれ女の子って見た目が9割だと思うんですよ。

髪がサラサラのつやつやで、肌は白くてすべすべ。背筋がシャンと伸びていて、脚がスラッとしていて、キュッとしたくびれもある。で、なおかつ、ほどよく肉がついてて、触れたら柔らかそうな女子!

こんな子がいたら、女の私でも惚れると思う。うん、惚れるな。間違いなく。

そういう意味でも、木村さんの好きな女性のキーワードってとても言い当ててるなと思うんですよ。男の子って往々にして清楚な女の子が好きだからね。

 

高校生になったらメイクをはじめる女子も多いと思うんですけど、素肌感は何が何でも死守してほしい!私も気をつけます。

あと、個人的にマスカラは透明のやつで十分だと思う。リップも、真っ赤なのをつけている子をたまに見かけるけど「わー!似合ってる!!」と思えるような人は少ない。10代はとにかく血色感が大事だよ。

というか、メイクって本来は血色感を出すためのものだと思っているのだけど、違うの? 私はそういう考えだから、濃いメイクをしている人を見ると違和感を感じるんだよなぁ。

 

ものを書く人の特権

書くスピードも慣れるにつれてどんどん速くなる。小説や、エッセイを書く時に悔しいのは「こういう状況(あるいは感情)を示す適切な言葉があったはず」と思った時にどんぴしゃな言葉が出てこないことで、書いているとそこでぴたっと手が止まってしまって押しても引いてもどうにもならず……みたいな、「書きたいけど、この先に進めない」という行き止まりにぶちあたってしまうこと。

引用:少しだけ成長に気づいた朝

わかる。すっごいわかる。この死ぬほどもどかしい時間!!

これってコンスタントに文章を書き続けてる人の特権ですよね。

そりゃ国語の試験とかでもあるにはあるんですけど、この"ちょうどいい言葉が出てこない壁"には、文章を書けば書くほど衝突する

 

本格的に文章を書くようになって10ヶ月も経つと、書くスピードは上がり、書ける文字数も増えて、内容もはじめたての頃よりかはまだ充実させることができているんじゃないかと思う。これを10年続けたらどうなるんだろう。

まあ、将来の話は置いておいて「まだまだ未熟だなぁ」と感じる瞬間はたくさんある。それを感じるのは、1日1回なんて頻度ではなく、誰かの文章に触れるたびにそう思う。

 

今、noteという媒体で参加させてもらっている企画に「Conote」というものがあるのだけど、この連載のアップ日は特にそうだ。

note.mu

 

 

気鋭の書き手を揃えたこの連載は、あるテーマに沿ってそれぞれが思うように文章を書いていく。その自由さゆえに、書き方に個性が出る。それはもう出まくる。

50分でパパパっと深い文章を書き上げてしまう人もいれば、美しい写真を撮ってきてコメントをつけつつアップしている人や、時間をかけて取材をしてやっと書き上げる人、手描きの漫画をものの18分で書き上げてしまう人もいるんですよね。そんな人たちのなかに私ごときが混ざっているのが恐縮でもあり、嬉しくもあるのだけども。

私はというと、テーマについて思ったことをアップ日の5日前くらいにバババっと書いてまず軸をつくります。それからはひたすら推敲。私の場合、推敲では追加することが多く、削ったことはほどんどありません。

そうやって書き上げたものを連載企画として世に出しています。

 

それなりに「よし」と思ってから公開するものの、やはり他の人のnoteを見ていると悔しさを感じます。文章というのはある意味芸術作品なので、他人と比べるものではないのだということはわかっています。それでも、書くスピードや文章力、文字数のコントロール能力を羨ましく思ってしまう日があります。

本当に納得した文章を出せたことは未だかつて1回もありません。当たり前ですが。笑

読書感想文でもブログでもnoteでも。どうしても言葉足らずになってしまうんですよね。表現力を磨かないと、といつも思わされます。

 

 

いとおしさの記憶

観察といっても普段は普通に過ごしているのだけど、「この人のこと、好きだな」と思った瞬間を心にちゃんと、留めるようにしている。「覚えておこう」っていう意識が無いとその瞬間は流れていっちゃうから。

引用:書くことは観察すること。好きになること。

そう!それね!

私も好きな人ができたときには「あぁ、好きだなぁ」って感じたときのことを覚えておくようにしていて。というか、ちょこちょこっとメモしています。

忘れてしまうのがもったいないという意識がどこかにあるんですよね。しばらく恋愛をしていなかったので余計にそう思うのかもしれませんが。

ちょっとした日常を覚えておけるってすごく幸せなことで、どうでもいい人のことなんて下手したら3秒後には忘れてるじゃないですか。覚えてるってことは、すでにどうでもよくない人ってことだし、自分にとって特別な存在ってこと。それが恋愛的な意味かどうかは別としてね!

 

今のところメモを見返すときってあまりなくて、書いて満足している状況。笑

これをやりすぎると自意識過剰になってしまったり過大評価してしまってよくないのであまりやりたくなかったのですが、やっぱり覚えておきたいなと思ってやりはじめました。

 

というのも、私は思ったことを10秒後には忘れてるんですよねぇ。

一階のリビングで「あ、化学の教科書入れ忘れてた!」と思って二階の自分の部屋に上がるじゃないですか。で、二階に上がる。自分の部屋につく。「あれ?何を取りにきたんだっけ??」。

これをほぼ毎日くりかえしてます。笑

 

すぐに「嫌われたかも…」と思ってしまいがちな私には、誰かを「好きだなぁ」とあたたかい気持ちになった記憶が蓄積されていないのかも。なんてね!

 

 

まとめ

書評のつもりがエッセイ集みたいになっちゃった。

エッセイは、ふつふつとわいてくる感情をとめどなく書いてあるから好き。エッセイというのは文章のなかでも最高の自慰行為だと思っていて。

まあ、その自慰行為を読むのが好きだなんて言ってる私は変態なのかもしれないけど。笑

 

エッセイのなかにこそ書き手の日常や軸となる想いが溢れているんだよね。一時期、自己啓発本ばかり読んでいた時期もあったのだけど、エッセイは人としてのあたたかみが感じられて純粋に好きだなぁと思える。

自己啓発本は読後に「気合入れて頑張らなきゃ!」と意気込みがちで、疲れてしまうことも多いんだよね。その点、エッセイは「自然体で無理せずうまくやろう」と自然な方向に考えられる。そんなところが気に入っていて、最近はむしろエッセイのほうを読んでるかもしれない。

 

はあちゅうさんの本はこれで4冊目になる。『真夜中にシュークリーム』は『半径5メートルの野望』と同じくらいかそれ以上に好き。

『半径5メートルの野望』は心にグサッと刺さる感じなのだけど、『真夜中にシュークリーム』は心にずん、と沈むイメージ。

 

なんだか長くなりすぎちゃったな。じゃあ、このへんで。笑 

 

真夜中にシュークリーム

真夜中にシュークリーム

 

 

半径5メートルの野望

半径5メートルの野望

 

 

 

ひつじのヒトコエ

はあちゅうさんの書く文章好きすぎる!

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