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にしすーごと。

現役女子高生が本音を綴る学級日誌。

皮肉にも、好きな人を失うことで前に進めた話。

日記

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今日はなぜだか昔好きだった人の匂いがずっと離れなくて、不思議な感覚を味わっていました。

 

その人は、私よりも二つ年上で、勉強ができて、女の子の扱いがうまくて、決断力があって、とにかく話がおもしろい。

そんな人でした。

 

去年の夏、私は大好きな人を傷つけてしまいました。

口をすべらせて、彼の秘密を共通の友達に話してしまったんです。

もちろん、彼は激怒しました。

「二度とメールしてくんな」「もう話しかけるな」

大好きな人に浴びせられたその言葉たちは、まだ幼かった私の心にグサリと刺さり、大きな傷を残しました。

 

 

それからはいわゆる病み期。

その時期のクラスのことや、球技大会で自分が出た種目さえ、思い出せません。

記憶がないんです。覚えてないんです。

 

その出来事は、私にたくさんのものをくれました。

 まず、人の秘密は教えられてもすぐに忘れるようになりました。

 そして、「怒ってる」「むかつく」という言葉を見たり聞いたりすると、自分のことでないとわかっていても、自分が責められているかのように感じ、怯えるようになりました。

 何よりも「人を傷つければ、その分だけ自分も傷つく」ということを身をもって知りました。

 

 

今は、機会があれば話すこともあります。

文化祭のスピーチを「あれ、よかったな」と言ってもらえました。

彼には彼女さんがいます。

彼は、中1のときからずっとその人を想い続けていました。

付き合って一年は経つそうです。

二人を見かけると、幸せそうで何よりだと思うと同時に、少し切なくなります。

叶うことなく終わった恋。

失った感傷も混じって、いっそう強く心惹かれたのかもしれません。

 

彼と出会い、別れ、もうきっと私と彼の道が交わることはないでしょう。

会うことはあっても、彼の深いところにもう一度触れることはできないのだと思います。

クラスに馴染もうと思うようになったのも、この出来事がきっかけでした。

彼との別れがなければ、私は自分の足で立つことすらできなかった。

 

 

彼を失ったのはつらいことだったけれど、それでもなんとか自分で折り合いをつけて立ち直ることができました。

そして、新たに大すきな人たちと出会うことができました。

私は、今のクラスがすきです。大すきです。

そう感じられるのは、やはり彼のおかげなのだと思うんです。

 

彼との別れが、私を新しい世界に連れていってくれました。

だから、私は彼に感謝しています。

私を変えてくれてありがとう。

 

 

ひつじのヒトコエ

大好きでした。本当にありがとう。

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